2007年11月7日水曜日

Peer Group In Japan

学校生活の中で、社会的地位によって形成されるグループ。私の経験から考えると、学校生活の中でこのようなグループ現れ始めたのは小学生の高学年頃であり学年が上がるにつれてそれは強固なものになっていき、中学生の時一番顕著に現れていたと思います。それらのグループはだいたい3~7人で形成され、学校生活の中で重要な役割を果たします。

グループが分かれる重要になってくるポイントは、小学校、中学校、高校と少しずつ変わってきます。まず、小学校では生徒の見た目がほとんどすべてを決めます。高い地位の子たちほどおしゃれな服に身を包み、流行りのへアピンをつけ、学校から指定された帽子をわざとかぶらなかったりします。またいろんなシールを張ったり落書きをしたりした派手なランドセルをしょって登校し、筆箱やノートなども凝ったものを使います。彼女たちは恋愛の話や芸能人の話で盛り上がり、休み時間は外にでてドッヂボールをしたり男の子たちと遊んだりします。逆に低い地位の子たちはいわゆる“ダサい”服を着て、親に買ってもらった筆箱をそのまま使い、男の子たちとはほとんど関わらず、休み時間は教室で輪になって絵を描いたりします。

日本の多くの中学では、生徒は制服を着ることを義務づけられるので、小学生の時ほど見た目でグループを判断するのが難しくなります。しかし、それぞれのグループの持つ影響力は、スカートの長さに比例していました。派手なグループの子達ほどスカートを短くし、靴下を高く上げます。低い地位のグループの子たちは初めに買ったままの長さのスカートをはき、靴下は短くまるまっています。小学生の時と大きく変わってくるのは、学力と運動能力が、グループが形成されるにあたっての重要なポイントになってくる点です。運動が出来て部活で表彰される子は、高い地位を得やすい傾向があります。逆に勉強が出来る子は、尊敬はされるもののあまり高い地位のグループには入りにくい傾向があります。

高校は皆同じような学力レベルの子たちが集まってくるので、中学の時ほど学力はグループ形成の大きな要素にはなりませんが、所属する部活による影響は強まります。例えば私の高校では、男子ではラグビー部とバスケットボール部、女子ではバレー部とハンドボール部に所属する子達が高い地位をもっていて、中心となって学校を動かしていました。そして、見た目よりも中身が大きな要素になります。積極的、社交的な子たちが高い地位のグループに属し、消極的であまり人との関わりを持ちたがらない子たちが低い地位のグループを形成していました。しかし高校では、ひとつひとのグループが小規模なものとなり、もっと柔軟性が生まれてきます。例えば、2~3人のグループA、B、Cがあるとすると、AとBでご飯を食べることもあれば、BとCで遊びにも行き、CとAで遊んだりもします。つまり、小規模のグループが時と場合によってくっついたり離れたりするので、小中学生の時ほどパッキリとクラスがグループで別れてしまうことはありません。

日本の学校にはクラスがあり、毎日自分の座る席が決まっているので、授業を仲の良い子同士で受けるということは不可能ですが、授業が終わって休み時間に突入した途端、皆自分の席を離れ、仲の良いグループで集まります。小中学校では、一人がトイレに行くとなるとそのグループの子たち全員がついていき、移動教室の時一人の授業の用意が遅れればみんなして授業に遅刻します。遅刻したくないからといって先に行ったりするとそれは裏切り行為とみなされ、グループの輪から外される危険性があります。また、参考文献の中にカフェテリアの記述があったのでそれについ言うと、私の小・中学校では給食というものがあり、生徒は自分の席で食事をしなくてはいけなかったので、食事の時間に誰とご飯を食べているかによって皆の地位を判断することはあまりありませんでした。むしろ、移動教室を一緒にしている友達でその子の地位が図れるので、廊下が重要な場所だったのではないでしょうか。高校では仲の良い子同士で集まって弁当を食べるものの、教室内なので、廊下とちがい他のクラスにまで自分の地位を見せることは出来ませんでした。

高い地位のグループに属す子たちは、自分より低い地位のグループに属する子と話すのを嫌がり、避けます。それは、楽しめない、話が合わないとかいう問題だけでなく、その子達と一緒にいるのを他の生徒に見られるのが嫌なのです。自分の地位まで低く見られるからです。つまりは、安物ブランドの服を着て街を歩きたくないのと一緒です。逆に、地位の低いグループの子が訳あって自分より高い地位のグループに属する子達と一緒に廊下を歩くときはさも、みんな見て!というような表情で歩き、訳もなく大きな声でしゃべったりします。

大学ではこのようなグループはあまりなく、生徒ひとりひとりが独立していて、皆が平等で時と場合によって一緒に過ごす友達が変わります。その方がいろんな子達とかかわりが持てて世界が広がり、ずっと良いと思います。小中学生の頃は、まだ自我がはっきりと形成されていないため、生徒は似た子同士で集まって行動することでお互いを守っているのでしょう。

3 件のコメント:

J.D. さんのコメント...

アア、ノンちゃん!
コメントくれた有難う御座います!
まあ、アニメオタクについて。。。
この人達は迷惑だとお思い致します。アメリカでこんな者は「日本の文化はアニメだけ」と信じます。 彼らは吹き替えされたテレビで主流のアニメが好きです。例えば、ナルトやBLEACHなどその他。煩わしい事は、彼らは人々を印象付ける為に、いつも知っている日本語の5つの言葉を言うの。例えば、「Ah! That’s super カワイイ!」って。
。。。馬鹿みたい。
あら!申し訳ありません!それは憎そうね。(笑)

non さんのコメント...

へぇー!!
日本の文化はアニメだけって思われてるのは微妙だなぁ。。。ナルトは私も好きだけどね♪そういう人たちに正しい日本語教えてあげなよ♪(^皿^)V笑”

non さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。